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カインズホームオンライン>カインズマルシェ>バイヤーの取材日記:長野県阿智村 市田柿

CAINZ MARCHE

バイヤーの取材日記

長野県阿智村 市田柿

2017年11月21日(火) 更新

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2017年市田柿販売のご案内
昨年2016年はすぐに完売してしまいました市田柿ですが、今年は予約注文いただけます。お届けは、12月20日以降より順次出荷いたします。

長年バイヤーをやっていますが、久しぶりに広く紹介したくない(あまりにも美味しいので)商品に出会いました。笑。
長野県、飯田市下伊那地方で限定的に生産される、ブランド干し柿「市田柿」です。
以前に何度も「市田柿」は食したことがありますが、出会ったこの農家さんの作る「市田柿」が格別に美味いんです。その秘密をご紹介します。

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地域団体商標「市田柿」を管理する、市田柿ブランド推進協議会によれば、原材料の柿や製造地域は、「飯田市・下伊那地方に限る」として、他の干し柿とは一線を画しています。
1922年ごろから商標を名乗り、独自の栽培法や加工法を堅持し、独特のブランド干し柿を築きあげています。
新年を祝う縁起物として、干し柿を食べる習慣もありますね。

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その農家さんを初めて視察商談のとき、出していただいたのが、昨年の「市田柿」。
生産後、家庭用の冷凍庫で冷凍し、解凍したとのことですが、これが「美味い、美味すぎる」のです。
1年モノとは思えない、ねっとり感と柿の甘味は、今まで食べた干し柿の常識を覆すものでした。(白いものは、糖分が噴き出ているものです)

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早速、ご自宅周辺にある柿の木とその収穫を取材させて頂くことに。
市田柿は、樹高3.5メートル以下に保つことが多いと聞いていました。確かにそれほど大きな樹ではないのですが、柿がたわわに実った姿は圧巻。市田柿は、次郎柿などの甘柿とは違い、生食では、食べられないほどの渋み(タンニン)をもっています。大きさは100g程度と比較的小さいのも特徴です。

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収穫された柿は、ヘタの部分を残して皮をすべてむきます。昔は、専用の刃物が使われていましたが、現在は機械で行われています。また、大きさや形により選別されます。皮むきが終わると、1.5メートルほどの紐に吊るします。
これを「連」とよんでいるそうです。今では、ヘタのところをひっかける専用のフックがついた紐が使われていますが、その昔は、タコ糸等だったそうです。

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次は、燻蒸(くんじょう)と呼ばれる工程になります。イオウによる燻蒸で、二酸化硫黄を用います。これには、柿の酸化を防止し、硬くなりすぎないようにする効果があります。燻蒸は、10日から2週間ほどかけて行われます。

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そして最後の工程は「乾燥」です。「柿すだれ」ともよばれ、農家の軒先の秋の光景とても印象的な様子です。

柿をずっと乾燥させると、中の糖分が噴き出て粉がでるほどになるのですが、多くが、10日から2週間で、半分ほど渋みが抜けたところで、縄から外し、1つ1つ柿を確認しながら、天日干しと寝かせ込みを行い、柿もみ機というドラム型の機械に入れ、刺激を与えると、柿に白い粉が浮き出てきます。これを繰り返して均一な粉になるようにして、ようやく「市田柿」が完成します。

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「市田柿」の農家は約5000戸あるといわれています。その中でも、下伊那地方、阿智のこの農家のものなのかということですが、私が思うに「この農家のある地形によるのでは?」と勝手に思っています。ワイン用のブドウでいう、micro climet(ちょっとした地形の違いにより独特な栽培ができる)のでは?この農家の柿の木は微妙に高低差のあるところにあるので、そんな気がします。実際に、農家のご主人曰く、「他の農家とは違って、なんでこんなに甘くコクがあるの?」ってよく聞かれるとのこと。もちろん、丁寧な製法で手がかかっているのは取材して判ったのですが、自然がもたらした恩恵もさらに加わって、独特の美味しさを生み出しているものと思います。

収穫が年1回の限定品です。常温でお届けしますので、この機会にぜひとも試したい逸品です。

ご案内
・常温でお届けします。商品裏側の賞味期限内にお召し上がりください。
・開封後は、冷暗所にて保管ください。

カインズでは、地域密着の品ぞろえを心がけています。
「市田柿」の産地、長野県飯田・下伊那地方のカインズ店舗はコチラ。

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今季の出荷は終了しました